2012 November

Paris

 
 
 
11月1日はトゥッサンの祝日で街中静まり返っている・・・はずが、バスティーユ広場の特設テント ではGMAC、Gand Marche d'Art Contemporain のオープニングで大変な人が集まっている。あいにくの雨でテラスでワインを頂きながらお気に入りのアート作品を買う、というわけには行かないけれど、とに かくすごい人で22時までひっきりなしに人の波。大御所から趣味の作家まで幅広く、友人とお喋りしながら、さながらアート散歩、というところ。

 

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サンジェルマン・デ・プレのメトロの駅内はいつもとても興味深い展示でまるでサンジェルマン・デ・プレ資料館のよう。メトロを待つ間だけでは惜しいくらい。この界隈にゆかりのある文化人とそのアパルトマンを地図で紹介している物理学者のLeon Foucault、ノーベル賞作家のAndre Gide、Coletteと正に枚挙にいとまがない・・・という感じ。それにしてもフランスというのは「その才能で成功した人」への賛辞を惜しまない国だとしみじみ思いながらメトロに乗る。
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中谷芙二子氏の「霧の彫刻」のDVDが届く。10月にPalais de Tokyoで中谷芙二子氏とダブル・ネガティブアーキテクチャーの市川創太氏の講演会に伺ったけれど、その時はなんともフランスらしいというか・・・。図録とDVDのセットのはずが図録しか出来ていなくて、DVDは後からお送りします・・・と。半信半疑、いや半ばあきらめというか、「来ないよね、きっと・・・」と思っていたからなおの事。よく考えれば普通のことなのに、何だかとっても嬉しい!

 

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友人のアーティスト、Gerard MORDIN氏の展覧会のオープニングに伺う。今晩はボジョレー・ヌーボーの解禁の木曜日(毎年、11月の第3木曜日が解禁日)とあって、サンジェルマンのギャラリーはVernissage(オープニング)がそこここで。友人であってもこういう場所でTVのインタビューなどを受けている姿を見ると、有名人なのだわ・・・と改めて思う。でも「MOMIはシャンパンだよね?」と、変らないお人柄に感謝する。

 

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長い友人のMarie Saint Bris Bouyerの陶芸の展覧会に伺う。サンジェルマン・デ・プレ教会の真横と言うロケーションに、陶芸のアトリエ・・・。お友達数人と陶芸の先生のグループ展。穏やかな会場の雰囲気と、彼女らしい大らかな作風にとても癒される。素敵なサンジェルマンの週末に。

 

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ポンピドーセンターの展覧会は規模の大小に関わらずその内容はいつも興味深い。スペイン人のシュールレアリズムの巨匠、Salvador DALI サルヴァドール・ダリの回顧展に行く。始まったばかりとあって連日テレビなどで見る以上に、正に「ハプニング!」・・・。「今から5時間並んでも本日中には見られません」というアナウンスがあるほど。これも何だかダリっぽい。
 
高校生の頃既にジュエリー・デザイナーを目指していた私は放課後に母と「ダリのジュエ リー・宝飾展」を見に行って、好き嫌いは別としてそのマルチな才能に感動したことを思い出す。その後スペインのフィゲラスにダリの美術館も訪ねた。好き嫌 いも、良いも悪いも超越して世界中の人々を魅了してやまない。自己顕示欲の強い作風は私はあまり得意ではないけれど、やはり見に来て良かった。

 

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パリの13区はチャイナタウン。このページにも頻繁に登場するヴェトナミアンや ラオシアンは大体この街区にある。そんな少し複雑な文化の地域に、白くそびえるこの集合住宅は、今やフランス建築界の大御所、クリスチャン・ド・ポルツア ンパルクの出征作品、オートフォルムの集合住宅。マニアックで複雑な構成がポルツアンパルク氏らしい。

 

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2002年1月以来、現代美術センターとして生まれ変わったPalais de TOKYO。巨大で複雑なスペースにまるでヴェネチア・ビエンナーレのようにさまざまな表現方法の現代アートが繰り広げられている。まだ建築現場?と思うとインスタレーションだったり、大きな音でビデオアートが?と思うと警備の人のお喋りだったり・・・。2008年に東京のワタリウム美術館で「種を育てるー展」が開催されたフランス人のアーティスト、Fabrice HYBERの作品がとても面白い。果物や野菜に虫がブンブン・・・。これもコンセプト。
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